国土交通省が検査を行う保安基準に適合しているかを確認する一定期間自動車検査登録制度のことです

車検とは、自動車が「道路運送車両法」で定められている「保安基準」に適合しているかどうかの検査のことで安全面や公害面の基準を満たしているかどうかをチェックします。車検はあくまで検査した時点で保安基準に適合しているかどうかの検査であり、次回の車検までの安全性や快適性を保証するものではありません。

消耗部品の交換時期は？

車検の特性を踏まえると、仮に劣化の著しい消耗部品が存在していても、その部品が検査の基準値を満たしているなら車検は合格してしまいます。基準値ギリギリでも合格は合格です。このこと自体は問題ありません。重要なのは、後日消耗部品の交換を忘れないことです。そのまま部品交換せずに乗り続けていると、不具合発生率は高くなるでしょう。実際、車の不具合はこのようなケースで発生することが少なくありません。車の不具合は、お客さまにとって大きな経済的損失を与えるものです。メンテナンス不足で大きな経済損失を負わないよう日頃からの定期点検を考慮されることをおすすめいたします。

車検がお店によって値段が異なるのはなぜ？

車検サービスを提供するお店は、次の２タイプに大別できるでしょう。

（１）車検の合格に注力するお店
（２）車検合格後の安全性まで考慮し整備提案するお店

どちらのタイプで車検を受けても問題ありませんが、（２）のタイプのお店は整備提案→整備・部品交換を行うので（１）のタイプのお店より割高になるのが通例です。このように「どれだけの点検整備（部品交換）を行なわれるか」で大きく値段が異なってきます。（２）のタイプのお店の方がお客さまの将来の安全性を考慮していると言えそうですが、やみくもに消耗部品を交換すれば良いといった「過剰整備」であってはならないと考えます。この見極めはプロのメカニックの腕の見せ所です。当社は、お客さまに安全・安心を担保しながらも適正価格を心がけて整備提案しています。